再検査
K乳腺外科は混んでた。こんなにも検診や検査を受けに来る人がいるのかと思うほど、混んでた。
(今はもっと混んでる。待ち時間2時間とかあたりまえです。)
ネットで知識を得ていたので、再検査で何をするかは大体わかっていた。
まず診察。それからマンモを撮ってエコー。
つい3週間前もマンモを撮ったのに、また?って感じ。そのときのデータとか送ってくれるといいのに。
エコーの画面は自分でもわかるはっきりとした影が見えた。
不安と大丈夫と複雑な気持ちで画面をじーっと見てました。あまりにガン見するから、きっと検査技師のお姉さんはやりにくかったに違いない。
マンモとエコーが終わるとまた診察に呼ばれた。
そこでまた先生がエコーをした。で、
「ちょっとこの腫瘤ね、気になるから針を刺して組織をとりますね。」
と言われた。
いわゆる「針生検(CNB)」というやつらしく、これも予備知識で想定内。
一応、「痛いんですか?」と聞いてみたけど、痛くないように麻酔をするらしい。
何が嫌かって、痛いのが1番嫌だ。
麻酔をしてから、しこりのあたりに少しだけメスを入れて切開した。麻酔してるので、全然痛くない。
それから、バネ式の注射みたいなものでしこりの組織を取るらしい。
バシッと結構大きい音がするので事前にこんな音がするから、って空でやって見せてくれた。
はい、心の準備はできた、のか(?)
エコーを見ながら針をさし、ちゃんとしこりに刺さってるのを確認してから「バシッ」と2回。
「イテッ」
ちょっと痛かった。まぁ一瞬だったからいいけど。
それから先生の説明があった。
マンモとエコーの画像を見せて、ここに腫瘤があって、大体3センチ弱位であること、エコーの画像から血管が通ってること、ここまで聞いて「あ」と思った。
「ヤバいな」と思った。
それから先生は、「この形はがんを疑うから、さっき針でとった細胞を検査しますね。結果が出るのに4、5日かかるから、来週の月曜日に結果を聞きに来てください。詳しくは看護師から。」みたいな事を淡々と話した、と思う。
正直震えた、というか、腰が抜けたというか、すぐには立てなかった。
で、「がんの可能性が高いんですか?」みたいな事を聞いた。
そしたら
「この形はまずがんを疑いますね。」
って。あっさり。
それで
「どうしたらいいんですか?」って聞いたら
「まぁとれない大きさじゃないから」
みたいなことを言われた。
すぐには立ち上がれなかった。
正直自分の中では良性の腫瘍で、切っちゃえば終わりっていうのが5割くらいだったし。
ほんと頭を殴られたような衝撃。
看護師さんが「大丈夫ですか?」って肩をなでてくれてようやく自分で立ち上がれた感じ。
病院に行く前に、ダンナさんにはしこりのことは話してた。
「検査に行くけどがんじゃないから、心配しないで。」と言った。
なんて言おう。
それから看護師さんと月曜の予約とかの説明を聞いた。
「家族と一緒に来てください。」って、もうほぼがんじゃん!
いろんなことが頭に浮かんだ。検診に行くまでも、もしがんだったらとは思ったけど、もっと具体的というか、もうホント「あと何年で死ぬ」とか。5年なら子供たちはまだ全然子供。下の子の成人式の着物姿は見れるのだろうか、とか、あたしが死んで子供たちと旦那さんが泣く姿とか、頭に浮かんだ。
とにかくいろいろ考えながら家に帰った。
「私、死ぬのかな?」